ちいさな洞窟

娘との日々

大きな声で、歌うように。

 

f:id:onkalo:20200702115707j:plain

f:id:onkalo:20200702115724j:plain

ここにもクマの絵本が。『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See ?』。

 

いつもとはちがう冒険に出たいとき、ちーちゃんは英語の絵本を本棚から出してきました。エリック・カールの ”Brown Bear, Brown Bear, What Do You See ?” は、そのあなたがはじめて手に取った英語の絵本です。

 

武蔵小杉のショッピングモール「グランツリー」にある紀伊国屋書店で平積みになっていた本だと思います。ん、いや…、まてよ。買ったのは代官山の蔦屋書店だったかもしれません。記憶があやふやです

 

日本語に訳された『はらぺこ あおむし』でエリック・カールの独特の絵柄は知っていました。実はぼくは、はじめ、彼の鮮やかすぎる色使いがあまり好きではありませんでしたが、彼の本をあなたと一緒にいくつか読むうちに、色彩に慣れ、その良さを味わえるようになりました。

 

そして、エリック・カールの絵本は、英語で読んでこそ、その良さと意味が分かるのですね。彼の手になるそれぞれの絵本は、英語を学ぶうえでのテーマをもっています。この ”Brown Bear,Brown Bear ” では、リズミカルな繰り返しの文章を読み進むことで、動物の名前と色の呼び名を知ることができました。

 

各ページに動物が描かれています。そして次のページには、リレーをつなぐように、違う動物が控えています。各ページに小窓があり、それを手で開くと次の動物が見えるのです。ぼくがその小窓を開こうとすると、ちーちゃんは「ちょっと、まって!」と言って自分で開きました。それは自分の役目だと心得ているようでした。そして、ふたりで大きな声で、歌うように、この絵本を読んだのです。

 

Brown Bear,Brown Bear, What Do You See !?
I see a red bird, looking at me !!

 

 

いつもとはちがう冒険、いつもとはちがった響きの言葉の海で泳ぐたのしさを知った一冊です。