ちいさな洞窟

娘との日々

2泊3日の大阪旅 ── USJと大阪城へ。

駅の待合室で会ってすぐ思ったのは、「あれ? ちーちゃん、印象が変わった?」でした。それは、背が伸びて大きくなったというよりも、内面的な何かのように感じました。4月から3年生になったちーちゃん。前回会ってから3週間ですが、しっかりと階段を登っていることが、よくわかります。クラスの新しい先生のことなどを、ずいぶん楽しそうに話してくれました。

 

 

今回の目的地は、ちーちゃんが親子ノートに「行ってみたい」と書いていた大阪USJです。はやくも実現することができてよかったです。ふたりともワクワク感を抱きつつ大阪に到着しました。ちーちゃんは初めての大阪。ぼくは最後に仕事で訪れてからちょうど20年ぶりです。

 

ホテルで23時に就寝し、翌朝は6時に起き、地下鉄に乗ってUSJに向かいました。結局、朝7時30分前から閉園の21時30分すぎまで、目いっぱい遊ぶことができました。パレード行進を待っている間に地面に座ってぼんやりしていたのを除いたすべての時間、お土産のショッピング、アトラクションやイベント参加、ショーやパレード、食事を楽しんでいたことになります。

 

 

ホグワーツのトレーナーとアーニャのTシャツを着てきました(^^) 朝イチで受け取った指令書を読んで謎を解いています。



 

スパイファミリーの謎解きシークレット・ミッションは予想以上に楽しかったですよね。謎解きにこんなに夢中になれるなんて。集中して解かないとできないような難しい問題でした。なんだかんだと1時間30分ほどかかって任務を完了。途中、ちーちゃんの「ひらめき」がいくつかあったので謎を解くことができました。そして最後に特典のショーを観劇しました。このイベントに参加したことで、ぼくはちーちゃんと街歩きの謎解きツアーにまた参加したいと強く思うようになりました。

 

なかなか門が開かずに弱気な魔法使いちーちゃん。がんばって!

ハリーポッターのエリアでは長い時間をすごしました。朝はアトラクション2つにほとんど並ばずに乗り、夕方は大きな鷲(?)が出てくるショーを観ました。また、ホグワーツ魔法学校の見習いとして、魔法の杖を使って浮遊や開門の呪文を操ることができました。魔法の杖はぼくの同僚が貸してくださったものです(ありがたい)。最初、ちーちゃんに「知り合いの魔法使いが特別に貸してくれたんだよ」と話したところ、信じてもらえず、「これ、いくらするの?」と返ってきました……。ですが、実際に魔法の杖を使ってカバンを開けたとき、「魔法ってあるんだー」とボソッと言っていたのを聞いた気がします。

 

 

シングルのピザセットを2つ注文するよりもホールピザ1個を分けあう方がたくさん食べられる&安いと思い、直前にオーダーを変更したところ、「(ホールピザは)いやだ!」とちーちゃんが泣きだしてしまいました( ̄ロ ̄ll) 「ホールピザですか? お客様はお二人ですか?」とお店のスタッフさんにも心配されてしまいました(結果ほぼ完食でした。おとうさん大食いがすぎる…)。大きなピザの箱を抱えて席を探していたためか、海外からの観光客らしき家族から席を譲っていただき、すぐに着席することができたので、良しとしてしくださいね、ちーちゃん。

 

パレードの紙吹雪を見上げるちーちゃん。

パレードが始まると周囲はたくさんの人出で、ちょっと目を離すとちーちゃんを見失ってしまいそうです。ただ、あらかじめ、ぼくの携帯番号を書いた紙を渡してあるので、万が一、離れてしまっても大丈夫、ちーちゃんは落ち着いて解決できる、とも思っていました。そう、ちーちゃんは、いざとなるとしっかり者だということをぼくは知っています。

 

 

夜はマリオワールドに入ることができました。まずはキノピオのレストランで夕食です。店内や座席は広く快適で、パスタやチキンの味もよかったです。翌日、キノピオのレストランはおいしかったねー、と話題に出たほどでした。スタッフさんに撮ってもらった写真もグッド。
 

 

マリオワールドはひときわ多くの人でにぎわっていました。アトラクションのマリオカートは正直、わけも分からないうちに終わってしまいましたが、ちーちゃんはこのエリアの世界観を十分にたのしんでいるようでした。

 

朝から晩までの14時間以上、この遊園地の世界に没頭しました。こんどは海外の遊園地にも行ってみたいなーと思うぼくでした。

 

桜のお花見にぎりぎり間に合いました。公園内のほかの場所では木蓮も咲いていました。

じゃんけんをしながら登った階段の先に鉄砲を構えるために作られた石垣がありました。

お城のそばにクレーン重機を発見したちーちゃん。「工事中なの?」。

翌朝は重いからだをベッドから引きはがして大阪城へ向かいました。「道頓堀と大阪城、どっちにする?」と聞くと、「大阪城に行きたい」とのことでした。お目当ては、たこ焼きです。大阪城は初めて来ましたが、広大な敷地と立派な石垣に驚きました。これまでふたりで見た浜松城掛川城とは比べられないほどです。まだ花が残っている桜もきれいです。

 

まずはお目当てのたこ焼きを食べます。清々しい天気で最高の気分です。

お城を眺めながら、ゆったり、のったりと道を歩きながら見つけた屋台たちは、屋外リングでプロレスが行われている広場のなかにありました(大阪プロレスのイベントでした。横では少年野球の練習も)。ここで、たこ焼き、焼きそば、唐揚げと、大阪の味を満喫しました。ちーちゃんは特に焼きそばをおいしそうに食べました。ほんの少しカレー味がきいた焼きそば、たしかに他にはなさそうな味と麺でとてもおいしかったです。

 

さいごは定番のカラオケへ(^^) 森ノ宮駅のそばにあるカラオケで「神っぽいな」をまたもデュエットで歌うことができました。ただ、1時間のうち20分ほどを、ぼくは座ったまま寝てしまったので、ちーちゃんの独演会になりました。

 

2泊3日の大阪旅行。あまりに充実していたので、翌日の月曜日から、ちーちゃんがちゃんと朝起きて学校に行けたのかどうか心配です。月曜日は教科書の配布だけだと言ってはいましたが……。

 

こんど大阪に来るのは2年後のイベント「大阪万博」のときでしょうか。そのときは道頓堀で、たこ焼きを食べましょう。

 

[追記]

大阪滞在中に、ちーちゃんから、自身について「これまでと今とで変わったところはどこ?」と質問がありました。そのとき何も考えずに「おむつがとれて、ぱんつになったことかな?」などと答えてしまいましたが、もっと正面から考えて、他に答えることがあったのではないかと思っています。

 

いま改めてその回答について考えています。いまのちーちゃんの成長した姿と、以前のもっと小さなちーちゃんを比べて、変わったところはたくさんあります。それをどうやって表現できるか、考えています。ちーちゃんの変化を、できなかったことができるようになった、という成長プロセスの延長からでだけ捉えるのでは、表現しきれないのではないか。それではたくさんの変化のうちのひとつの側面だけを捉えるだけなのではないかと思っています。ちーちゃんの変化からぼくが受けとる驚きは、「できないことができるようになった」だけでは、当然、ないのです。

 

まだまだ小さなちーちゃん。この旅のお供のぬいぐるみはナマケモノです。大阪城公園で撮影。