あなたは体を使った遊びも上手でした。
よく自宅の六畳の部屋で、いっしょに楽しみましたね。
ダイナミックな体遊びは、ときにスリリングでした!
でも、こわがらずに元気よくトライしていました。
ぼくは子どものころ体操が苦手だったので、
ちーちゃんはすごいなあと思ったものです。
たとえば、ぼくがあなたのわきの下を持ってリフトアップ。
わきの下をときどき、くすぐってしまったのはご愛敬。
あなたの足を持って支えて逆立ちもしました。
ちなみにぼくは子どものころ逆立ちが大苦手でした。
一番よくやったのは、ぼくによじ登る遊びでした。
たぶん2歳頃からやっていたかも。
ほんとう、自宅でしょっちゅうやりましたよね。
ぼくの膝や胸のあたりを足場にしてぼくの体をよじ登り、
最後は肩車になるか、鉄棒の逆上がりみたいに、グルンと一回転しました。
これを何度も繰り返します。
4歳頃になると一瞬で頭の先までよじ登れるようになりました。
2019年には映画『タイタニック』の主演俳優レオナルド・ディカプリオと
ヒロインとのお決まりポーズを一緒に楽しんでいました。
船の舳先(船首)で手を広げて立つ、あのポーズです。
ぼくの足の付け根に両脚を乗せ、前傾姿勢でまっすぐ立ちます。
「サボテン」という名の組体操のようです。
「ディカプリオ!」って叫びながら、
不安定な膝のうえでなんとか立っていたね。
やはり4歳のころ、
ぼくがあなたの両足を持ち、あなたが腕の力で前進する「手押し車」も、
できるようになりました。
腕のちからがずいぶん強くなってきましたもの。
自宅にある、大蛇みたいに長い抱き枕にあなたを乗せ、
ぼくが両手で持って即席ブランコもしました。
それを僕の周りで回転させたりもしましたよ。
ブランコに乗るちーちゃん。重たかったなあ。
「じゃあ、10回だけね」とか言って、回数を区切ってやりました。
そういえば公園の鉄棒に両足・両手でぶら下がって
「ぶたのまるやき!」って呼んでいたこともあったなあ。
幼稚園で、はやっていたのかな。
体全体を使ったダイナミックな遊びはちーちゃんの十八番です。
またやろう!