ちいさな洞窟

娘との日々

ばぁばも一緒に、充実の日曜日。

2021年2月7日、日曜日、快晴。春のような陽気でした。9時間を一緒に過ごした、たのしい親子の時間の記録です。

この日は、昨年11月以来会えていなかった ばぁば が来てくれました。ちーちゃんに会いたくて、会いたくて、この日を心待ちにしていたそうです。

 

f:id:onkalo:20210210122032j:plain

チョコレートの贈り物

・てづくりチョコレート
いつもの改札で待っていると、ちーちゃんは元気よく駆けてきて出迎えてくれました。昨年の誕生日にプレゼントしたピンクのアシックスを今日も履いているちーちゃん。「シュシュもしてるよ!」。そうですね、同じピンクの手編みシュシュも付けています。プレゼントしたものを身に着けてもらえるって、うれしいですね。ちーちゃんのはじけるような笑顔を間近で見て、ばぁばもいっきに元気が出たようで、自然と大きな笑顔になっていました。

そして手提げ袋からプレゼントを一つずつ出して、配ってくれました。きれいな箱に入った手作りチョコレートの贈り物でした。「お母さんといっしょにつくったんだよ!」とのこと。たしかにラッピングはおかあさんのナイスセンスですね。うれしいお手紙と絵も入っていました。どうもありがとう(^^)

ランチのあと、かみしめるように、ハート型のチョコ1個をいただきました。外側はクッキーの生地で、ホワイトチョコと茶色のチョコの2層になってます。とってもおいしかったです(のこりは家に持ち帰り、ゆっくり味わっています)。あなたが歌ってくれたハッピーバースデーを心に留めて、描いてくれたクマの絵は、どこに飾ろうかなー。

 

f:id:onkalo:20210210122132j:plain

細かい作業。頑張って作りました。

 

・立体パズル
ゾウの形をした立体パズルを組み立てました。小さな木製ピースを一つひとつ、全集中して繋げていきましたね。細かい作業でしたが、なんとか一緒に組み立てて完成させました。

 

f:id:onkalo:20210210122230j:plain

タコウィンナー、おいしかった?

・お弁当タイム
朝4時に起きて4人分のお弁当をつくって持ってきました。おねだりされたタコウィンナーがメインです。前回を踏まえて、マヨネーズは使いませんでした(^^) この日は、錦松梅と和えた、とっておきの茹でピーマンを持っていきました。「うへえ」「ピーマンのにおいがするー」と言って、鼻をつまみながらも、細切りの5切れくらいを食べられましたね。プチトマトや卵焼き、シーチキン&海苔のホットサンドとサンドイッチを完食しました。

昼を過ぎたころ、外からにわとりの鳴く声が聞こえてきました。ぼくたちは前回も聞いた鳴き声です。今日、はじめてこのレンタルルームに来たばぁばが驚いて、「え!? にわとりが鳴いてる!」。そして、にわとりと一緒になって「コケコッコーッ!!」と合唱をはじめたちーちゃんでした。

f:id:onkalo:20210210122407j:plain

絵本の読み聞かせ。ぬいぐるみの「よっちゃん」も聞き入っています。


ちーちゃんはほかにもいろんな歌やダンス(バレエ)、鬼滅の刃の柱についての詳しい解説などをたくさん披露してくれました。観客となったばぁばは喜んでいましたが、なかでも、持ってきた絵本をスラスラと読めたときに、「セリフの感情も出てて、じょうずに読めてるわね!」と驚いていました。

 

・お城の公園
ぼくから贈った白色の手編みスヌードを首に巻いて(とてもフィットしました)、いつものようにレンタルルームからお城にある公園まで歩きました。行きは、ばぁばと手をつないでのたのしい散歩。この町は歩道が広いので、悠々と歩けますね。ところで行きの道はあっという間の道のりに感じましたが、帰りは午前中のポカポカ陽気から一転、冷たい風も吹いてきて、駅のタワーがずいぶんと遠くに見えて長い道に感じました。不平も言わず、たくさん歩きましたね。

さて、ちーちゃんは公園に到着するなり地面(土と芝生)に突っ伏して、「いやされる~」。そういえばさっきも、公園の樹木(いちょう?)に抱きついて「癒される」と言っていましたね。さて公園ではぼくがあなたの両腕をとってグルングルンと何度か回転させました。ぼくのほうが強烈に目がまわって、酔ったような感じに。ちーちゃんは、大丈夫?と心配してくれて、ぼくを支えてくれました。その後、ぼくたちはブランコやフリスビー、ベンチでお絵かきなどをしました。

ターザンロープのある公園で、ばぁばとはバイバイでした。朝からずっと、6時間を一緒にすごしましたね。緊急事態宣言中ですので、お年寄りはあまり遅くならないうちに帰路につきます。

 

・クマールでの夕食
ふたりで夕食をいっしょに食べるなんて、ものすごい久しぶりです。最後がいつだったのか思い出せないくらいです。ラーメンが食べたいちーちゃんからはバーミヤンに行きたいとのリクエストでしたが、あいにく近くにはなさそうなので、昨年いちど訪れたクマールのインドカレーを提案すると、「あ、いいね!」と即決でした。

ぼくはビリヤニ、あなたはチキンバターカレー with ナンにしました。店員さんに注文をし終えると、ちーちゃんは小さな声になって、
「おとうさん、こしょこしょばなし、していい?」
「うん、なに?」
「このお店、ほかにだれもおきゃくさん、いないよ? 前に来たときも、だれもいかなった」
「まだ5時を過ぎたばかり。これから来るんじゃないかな?」

しばらくするとまたとても小さな声になり、
「ねえ、おとうさん、こしょこしょばなししていい? 
このお店のひと、みんなおんなじ顔してるよ?」
「インドのひとで見慣れないからそう思うのかな? あ、でもたしかに兄弟なのかも」

そのあと、お客さんが来はじめ、最後は3組になりました。静かだった店内に徐々に会話が聞こえ始め、18時をすぎると音楽が流れ、にぎやかな雰囲気になったことにあなたが気が付きました。インドカレーもおとなの一人前でしたが、ちーちゃんは完食。おいしかったぁ。ふたりとも、おなかがパンパンです。

食事のあと、ちーちゃんはひとりでトイレに向かい、ひとりで済ませました。いままでずっと付き添っていましたから、ぼくはあなたの大きな成長を感じました。

 

たくさん手を動かして、たくさん歩いて、たくさん運動して、たくさん食べて、今日もほんとうに充実した一日でした。毎度、手荷物が多いので、次回は駅のコインロッカーに預けてから公園などで遊ぼうと思います。帰りの新幹線はいつもよりも乗客は多く、すべての列にひとが座っていました(これまではひとつの車両に3、4人)。よのなかが平常に戻っている証拠です。つぎも、平穏ななか、会えることは間違いありません。いまから、もう、楽しみでしかたがありません。

 

f:id:onkalo:20210210122552j:plain

チョコレートと共にもらった、かわいいクマの絵。この日集まったひとたちの名前が書いてあります。

f:id:onkalo:20210210122547j:plain

お手紙もありがとう。自宅のテーブルに置いて、毎日眺めています。