ちいさな洞窟

娘との日々

熱海で手づくりチョコをありがとう。

ばぁばの発案で今月は熱海へ来ました。温泉が大好きなちーちゃんを連れて3人で旅行ができるなんて、こんなにうれしいことはありません。折しもトルコとシリアで大きな地震災害があり数万人が亡くなっていると報じられています。無事に家族といっしょの時間を持てることに感謝して、旅をたのしみました。

 

待ち合わせの金曜日の夜、東京では雪が降っていました。新幹線が止まったらどうしようかと気がかりでしたが、無事に落ち合い、さきに宿「パイプのけむり」にチェックインしたばぁばと夜9時すぎに合流しました。そのあとばぁばとちーちゃんは宿の温泉へ。浴場は空いていたそうで、気兼ねなくゆっくりとつかって、温まったことでしょう。そのあとぼくが温泉に入って部屋にもどるとちーちゃんは気持ちよさそうにベッドで寝ていました(^^)

 

今回の旅はほぼノープランです。翌朝は宿の前にあるバス停に最初に現れたバスに乗って十国峠に向かいました。陽気でおしゃべりな運転手さんです。「普段のおこないがよければ富士山がくっきりと見えるはずですよー。」「今日のような快晴の日でも富士山には雲がかかっていることがあるんです。もしよく見えなかったら普段のおこないがイマイチなのかなー。はっはっは!」などと乗客たちと会話しつつ、旅を盛りあげてくれました。今回はタクシーの運転手さんともお話しすることができました。こういったちょっとした会話で旅に彩りが加わりますよね。

 

十国峠から見た富士山。

十国峠に着くと、雪をかぶった富士山がきれいに輝いていました。ちーちゃんは歓声をあげました。前日の金曜日に山でも雪が降ったはずですので、積もっているのは真新しい雪でしょう。ケーブルカーに乗って着いた峠の頂きにはカフェがあり、そこでちーちゃんはソーダと抹茶味のモンブランを食べました。モンブランがあいかわらずの好物です。

 

帰りのバスを途中で下車して、来宮神社へ。大きな楠木が祀られていて その巨樹を一周すると願いが叶うということで、いっしょにぐるりと回ってみました。ぼくは家族が幸せでありますようにと願いました。ちーちゃんは何をお願いしたのかな?

 

おいしい海の幸を堪能しました。


駒という料理屋で誕生日会を開いてもらいました。金目鯛の煮つけ、お刺身、天ぷら、しらす丼、茶わん蒸し。ほんとうおいしかったです。ちーちゃんは鮪や金目の刺身、海老の天ぷら、しらす丼等と、いろんな種類の海の幸を食べてお腹いっぱいになりました。ぼくが飲んでいる「男梅サワー」をみて、「おとこうめってなに?」と興味を示していましたね。

 

浴衣を着て温泉へ。


ばぁばに浴衣を着せてもらって上機嫌のちーちゃんです。大人のSサイズなのですが着丈もなんとか大丈夫。また身長が伸びましたね(足がすらっと長くなったような)。とても似合っています。朝食時も浴衣を着せてとばぁばにねだって着せてもらい、食堂に行きました。

 

手作りのチョコレートをありがとう。実際の手をかたどった作品とメッセージもうれしい! おかあさんにも感謝。

ばぁばへも手作りのチョコ。食べるのが「もったいない」とばぁばも言っていました。

バレンタインデーと誕生日の手作りチョコレートをどうもありがとう(^^)/ 「去年のマフィンより、おととしあげたチョコのほうが好きなんだー」ということで、今年はチョコレートを作ってくれたそうです。そうでした、去年は三島でマフィンをもらったのでした。ちーちゃんのさすがの記憶力。それにしても、作ってくれたチョコレート、もったいなくて、もったいなくて。家で落ち着いて、集中して、少しずつ、食べますね(^^)

 

夜はUNOで遊んだり、お絵描きやおしゃべりをしてゆっくりとすごしました。ぼくは、前回、パルパルの出口で先にバス停に向かったことを釈明してあやまりました。ちーちゃんは、先月、書店で立ち読みしてから買った小説『星のカービィ』の続編を、お年玉の図書カードで買ったと話してくれました。星のカービィがそんなに面白いとは知りませんでした。

 

姫の沢公園でアスレチック遊び。

 

竹水車っていうのかな? 池からポンプで汲んだ水を竹にためて、また池に水を落としました。

 

バスに乗って姫の沢公園に来ました。山の斜面にある広大な公園です。湾曲した真新しい木で建てられたビジターセンターのなかにある網のトンネルをくぐったあと、園内を散歩しつつ、アスレチック遊具をたのしみました。つつじがたくさん植えられていましたね。いつかまた春の季節に咲いた花を見にこれたらいいねと3人で話しました。

 

途中、犬の散歩をしていたご夫婦に教えてもらい、カエルが産卵しているという池のほうへ行ってみました。たしかにカエルの大合唱が聞こえてきます。ですが、ぼくらが近づくと、静かになってしまいました。…邪魔してしまったようです。公園では丘を登ったり降りたり、よく歩きました。ばぁばはちょっとキツそうでしたが、まだまだ大丈夫です。

 

熱海駅前の商店街は坂道にあるので、帰りはちーちゃんがばぁばを押して進みました。

ちーちゃんの強い希望で、駅前のビッグエコーへ。10人くらいは入れそうな広い部屋で、やきそばやたこ焼きなんかを食べつつ、3人で不思議な時間をすごしました。ぼくはばぁばとカラオケに来たのはたぶん初めてです。ちーちゃんはますますカラオケが上手になっていました。びっくりしましたよ! 「青春チョコレート」や「スキスキ星人」など、ストプリの難しい歌をすらすらとうたっています。当初1時間の予定でしたが、結局、2時間もうたいました。ちーちゃんが多くの時間、マイクを握りました。この年齢でどれだけレパートリーが豊富なんでしょう! すばらしいです。ところでカラオケに慣れていないばぁばはそれでも「いとしのエリー」や井上陽水の歌などをいくつかうたって、意外とたのしそうでした。