ちいさな洞窟

娘との日々

小春日和の七変化

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どんぐりを探しています。

 

きのうはちーちゃんと6時間を一緒にすごすことができました。よく晴れて、穏やかな天気。たくさん食べて、おしゃべりして、公園で遊んで、手をつないで歩いて、よーいどんで競走して、路上で踊って、変顔を見せ合って、写真をいっぱい撮って、すばらしい日曜日となりました。

 

午前11時30分。駅の改札前で出会ったぼくたちはかたくハグをしました。あなたは、ばぁばとも再会を喜び合いました。久しぶりに会うあなたは、また大きく成長したようです。ちーちゃんからぼくとばぁばに書かれた手紙をここで受け取りました。「だいすきだよ」と書いてあって、とてもうれしかった。カラフルな海の生き物の絵もすてきです。きっとちーちゃんが思っている以上に、ぼくはちーちゃんからの手紙をとてもうれしく思っていますよ。どうもありがとう!

 

ぼくたちは駅を出て、まず科学館前の広場で屋外トランポリンで跳ね、そのあと滑り台や、持ってきた縄跳びで遊んでから、お昼ご飯を食べるため、百貨店にあるハンバーグ屋に向かいました。でもハンバーグ屋はなんと1時間待ちの大行列(^^; あきらめて、あらかじめお母さんが教えてくれていた駅近のインド料理屋に行き、みんなでカレーを食べました。ぼくはチキンカレーとライス、ちーちゃんはひき肉のカレーとナンを選びました。ちーちゃんはナンが好きなんだね。

 

店内ではちーちゃんが、
「ねえねえ、店員のインド人のひと、日本語じょうずだね?」
「みてみて、2人しか他にお客さんがいないよ?」
「(ナンを大きく割いてカレーをつけて食べながら)店員さんが笑ってみてるよ?」
「おとうさん、インド人の店員さんと友だちみたいに話したね?」
…などと小声で話しかけてきます。インド人がそんなに珍しかったかな?

 

お腹がいっぱいになったあとは、お城のある公園に向かいます。道の途中、街路に落ちている黄色く色づいた銀杏の葉やプラタナスの大きな葉を集めて、お店屋さんごっこが始まりましたね。「お金では買えませんよ。落ち葉と落ち葉を交換しますよ~」。

 

一緒に来てくれたIさんが地図を見て、お城のまわりにあるいくつかの公園のなかからアスレチック広場をみつけてくれました。ちーちゃんは、うんていを探していましたが、ぼくの目に一番に入ってきたのは、ターザンロ―プです! この日、ちーちゃんとターザンロープを楽しめるなんて思いもしませんでしたから、とてもうれしかったです。ロープに乗るときに手伝おうとしたら、ちーちゃんから「ひとりで、できるよ!」と言われてしまいましたね。

 

うんていはなかったけれど、ここでアスレチックやバドミントン、フリスビーをして遊びました。遊びながら、ちーちゃんがいっぱい変顔を披露してくれましたね。怒ったような顔、白目をむいた顔、眉間にしわを寄せたしかめっ面、お姫さまのようなかわいい顔、大人びたすました顔、お猿さんのような顔? あとで写真を見返してみても、その表情のゆたかさにびっくりです。表情がくるくると変化します。まるで表情の七変化です。さっき、公園であなたを遠くから撮った写真をよく見てみたら、あなたが実は変顔していて、ぼくは大笑いしてしまいました(^^) 

 

そのあと、どんぐりを拾うなどして公園内を巡りながら、前回と同じ場所に行き、ブルーシートを敷いて、絵本読書会を開きました。読んだ本は、家から持ってきた『もみじちゃんとチュウ』です。「いのししさん、こんにちはでチュウ」「ぱらっぱ、ぱらっぱ」と一緒に読むことができました。また、新たに買った『七福おばけ団』も急ぎ足でしたが、読むことができました。


そしてここで、ばぁばがお土産に持ってきたおしゃれなパンツ(ユニコーンの刺繍入り)と、ぼくが毛糸で編んだ紫色のケープとピンク色のハンドウォーマーを贈ることができました。あなたの肩にケープを着せると、ちょうどよいサイズです。ハンドウォーマーもしっかり手にはまりました。ちーちゃんは「おとうさん、温かいよ。どうもありがとう」と言ってくれました。心をこめてあなたのために編んだケープと手袋が役に立ちそうでよかったです。日がかげって、ほかの親子連れの多くが帰路につき、すこし冷えてきた公園を、ぼくたちもあとにしました。

 

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この日、持ってきた絵本です。時間があれば『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』もいっしょに読みたかったな。「デデッドド、デデッドド」という電車が走る音とともに、思い出深い絵本です。