ちいさな洞窟

娘との日々

生活のなかで。

2020年の夏から、ひと月におおむね1度、ちーちゃんとすごす時間をもってきました。はじめは3時間から始まって、2021年6月からこれまでは、ひと月に1泊から2泊、長期休みのときは3泊から5泊ほどを一緒にすごしています。

 

今月は文化の日から3泊を、東京の実家ですごしました。3泊あると、ホテルを拠点に外出するような宿泊とはまたちがったかたちで、ちーちゃんと接するチャンスが持てます。外に出かけるだけでなく、生活のなかでちーちゃんと接することができるのです。

 

たとえば、ふと、ちーちゃんの足の爪が伸びていることに気がつきました。切ろうか?と言うと、しぶしぶと足を差しだすちーちゃん。ぼくが爪を切るのがヘタだと知っているからです。今回もやっぱりヘタだと言われてしまいました。爪を切ったあとに靴下をはくと、爪がひっかかるのだそうです…。

 

お風呂のあとのドライヤーも、「お父さんが乾かすと、髪がからみつくんだよねー」などと不満顔です。それでもこの時間が、ぼくは好きです。長い髪を15分ほどかけて乾かすあいだは、他とはちがう時間の流れのように感じます。

 

歯磨きのあとの仕上げもしました。「もっとちゃんと磨いてよ。お母さんは、もっとちゃんと見てくれるよ?」などと言われながら磨いています。ちーちゃんがもっと幼いころ、歯を磨いてあげたことを思い出したりして、心が満たされます。

 

このように、ちーちゃんにはだいたい不評ではありますが、それでも、こんなやりとりができること自体が、うれしいです。このように生活のなかで、親としてあなたに接している時間が これ以上にないくらいに貴重で、ぼくにとって大事な時間です。