ちいさな洞窟

娘との日々

おとうしゃーん!

初詣のため氷川神社に家族3人でお参りした帰りに、六本木一丁目駅のビルにある、おしゃれなハンバーガー屋さんで昼食をとることにしました。ちーちゃんは1歳だったはずです。

 

お正月なので、店内はガラガラです。お母さんとあなたは先に奥のほうの広い座席を確保して座り、ぼくは注文をするために、ごく短い列に並びました。ハンバーガーはめったに食べないので、何をどのように注文しようかと迷った気がします。

 

そして無事に注文を終え、席に向かおうというとき、ふいに、あなたがお店の奥から「おとうしゃーん!」と呼んでくれました。ベンチ型の座席に立ってぼくを呼ぶあなたのその声を聞いて、とても幸せな気分になりました。これ以上はないというくらい、満ち足りた気分になりました。

 

近くのテーブルにいた男性が、この男になぜこんなにもかわいい子が?とでも言いたげな顔をしていました(まったくの想像です)。

 

きのう、おそらく今年初めてハンバーガーを食べたときに(あまりおいしくない)、その記憶の断片がよみがえってきました。

 

ちーちゃん、元気にしていますか? 

会いたいです。

とても、とても、会いたいです。