ちいさな洞窟

娘との日々

みしまクエスト

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手作りのマフィン。大事に大事に食べました。

 

ちーちゃんが大活躍の「みしまクエスト」、たのしかったですね。ちーちゃんがテレビの紅白歌合戦で「ドラゴンクエスト」の演奏を聴いたと教えてくれました。「クエスト」は冒険という意味なんだよと伝えると、ちーちゃんはこの三島での旅行を「みしまクエスト」と名付けたのでした。

 

◎金曜日・祝日 晴れ

えー、ミシマってもっと大きな町かと思ってたあ。駅に着くなり、がっかりした様子のちーちゃん。三島は名古屋のように大きな町だと想像していたようです。まちがって駅の北口から降りてしまい、駅構内に通路がないため、ホテルのある南口まで線路沿いを歩いて大回りすることになり、ほんのちょっと不機嫌?なちーちゃんです。

 

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錦鯉だ!

ホテルに荷物を預けて、上岩崎公園へ。公園内を流れる川に、たくさんの鯉をみつけました。ただ一匹だけ、錦鯉がいましたね。寒いなか、木の枝を重ね、蔓で結わいたりして、剣を作ることに熱中したちーちゃんでした。

 

夜、バレンタインと誕生日のお祝いのお菓子をちーちゃんからいただきました。手作りのマフィンです!! しっとりとした、とてもおいしいお菓子でした。チョコチップが口の中で溶けてますますおいしい。木曜日の夜にお母さんと一緒に頑張って作ってくれたとのこと。とってもうれしくて、こみあげるものがありました。(ばぁばやじぃじ、Yちゃんにも作ってくれたので月曜日に届けてきました。)

 

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手品を披露。動画も撮りました。

マジシャンちーちゃんが、スプーン曲げを披露してくれました。紙に描かれたスプーンは見事に曲がり、紙を裏返すと、逆に、まっすぐ元に戻りました。マジックをする写真の隅にあるカードは「カタカナーシ」です。カタカナ語を一切、使わずにお題の単語を説明して、その単語が何なのかを当ててもらうカードゲームです。難しい単語もたくさんあり、ちーちゃんはしばしば難しい顔をして考え込んでしまいました。「ジレンマってどんな意味?」「アリバイって?」「マニュアル?」「インテリアは?」。このゲームでいくつも難しい単語を覚えることができたと思います。あと2、3年もすれば、もっと楽しめるはずです。

 

夕食は、ホテルの1階にあるレストランでした。スタッフ以外に人影はありません。ちーちゃんは焼さば定食、ぼくは生姜焼き定食を食べました。「これで550円?!」。申し訳ないような気になるくらい安くておいしかったです。スタッフのおばさんが「鯖が食べられて偉いね」と言ってくれました。ちーちゃんは「さばだけじゃないよ。サケもサンマも食べるよ!」と大きな声で返しましたね。次に日も同じレストランで夕食でしたが、その時は「魚の骨も上手に抜いてすごいね」と同じおばさんが言ってくれました。たしかに箸でずいぶんと器用に小骨を取り除いていましたね。抜いた小骨をお皿の端にきれいにまとめていく様子が、お母さんの動作と似ているような気がしました。

 

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読書

「エリザベス・ブラックウェル」の伝記を一人でいっきに読みました。あいかわらず、読書のときの集中力といったら! 

 

シャワーのあと、乾燥しがちな肌をケアするため、顔から足まで全身にワセリンを塗ってあげました。

 

◎土曜日 晴れ

この日は駅からバスに乗ってアスレチック場に行く計画でしたが、バス停に長い行列ができていたので、乗り場で暇そうにして止まっているタクシーに乗ることにしました。途中、雪をかぶった富士山がすぐそこに見えました。

 

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長い吊り橋。午前中、富士山はよく見えましたが、午後は雲に隠れてしまいました。

タクシーを降り、風でゆらゆらと揺れる長い吊り橋を徒歩で渡った先に、フォレストアドベンチャーはありました。そう、つくば旅行のときにも遊んだ、樹木の上を進むアスレチックです。吊り橋のそばには、ロープを伝って「滑空」する人たちが見えました。ターザンロープよりももっと長くて、速そうでスリルがありそうです。ちーちゃんもいつかトライしますか? 

 

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サイズ違いのヘルメットがどうしても斜めになってしまいます。

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つくばのときは貸し切り状態でしたが、この日のアスレチック場は家族連れなどで盛況です。ちーちゃんは約1時間をかけて軽々とコースをクリアしました。昨夏のときのように泣いてしまうような難関はありませんでした。感想はひとこと、「簡単だった」。物足りないようすのちーちゃんです。でもそれは成長した証だと思います。身長140cmか小学4年生になると大人用のコースに出られるそうですから、楽しみに待つことにしましょう。

 

ところでアスレチック場を、走ったり、お相撲をしたりしたとき、また一段と、速くなったなあ、力が強くなったなあと感じました。月イチの時間のなかで、毎回、ちーちゃんの成長を感じていますが、今回は特にそれを感じました。しかしそれでも、眠くなったり疲れてくると、「抱っこ~」と言うのは変わりませんね(^^) お、重い…。

 

ホテルに帰り、持ってきた絵本『おばけのジョージ―おおてがら』を、昨日から二晩かけて、最後まで読みました。あなたに絵本を読んであげるのも、ぼくの大きな幸せです。

 

◎日曜日 小雨

今日のイベントは温室のイチゴ狩りです。ちーちゃんにとって初めてのイチゴ狩り体験でした。先に釜めし(サクラエビ)の昼食を食べ、イチゴが実る温室内へ。スタッフから説明を受け、早速、イチゴ摘みを開始。品種は「やよいひめ」だそうです。ぼくはスタッフから品種を聞かされたあとすぐにその名前を忘れてしまいましたが、ちーちゃんはちゃんと覚えていましたね。記憶力はもはやちーちゃんに頼り切りです。一口かじって、「あまーい。いままで食べたイチゴでいちばんおいしい」と、ちーちゃん。ぼくはいちごを10個以上食べ、ちーちゃんは8個くらい食べたかな? ふたりともお腹いっぱいです。いちごラスクとイカせんべいをお土産に買って帰りました。

 

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初めてのイチゴ狩り。

バスで駅に戻り(ちーちゃんは復路のバス内で40分間、ぐっすりと昼寝)、時間があったので、駿豆線に乗って終点の修善寺駅まで行き、今度はそのまま反対側のホームに停まっていた電車に乗って三島駅まで帰りました。空いている電車のなかで、いろんな感情を顔に出して演技する遊びをしましたね。ちーちゃんはほんとうに表情が豊かです。あとは景色を見たり、お話ししたり。単に電車に乗るだけでも、ふたりで十分に楽しかったです。